劇団黒テントとは
1968年に「自由劇場」「六月劇場」「発見の会」の三劇団の連合組織である「演劇センター68」として発足。
70年に大型の移動式テント劇場を創設し、全国移動公演の旅を開始。
以後20数年間、「黒色テント68/71」の名称で日本全国延べ120都市におよぶ移動公演を行う。
1990年、黒テントによる移動公演を中止し、団体名を「劇団黒テント」と改称。
練馬区にあった本拠地「黒テント作業場」での上演のほか、既成の劇空間に限らない、あらゆる可能性のある劇空間を求めて全国的な旅公演を展開。
国内のみならず、世界各国、とりわけアジアの演劇グループや演劇人とのネットワークづくりのための活動に取り組む。
2005年より神楽坂に本拠地を移し、小劇場「シアターイワト」を開設。年間3~6本の活発な上演活動をおこない、「小劇場運動」の創成期より現代演劇の新たな可能性を模索してきたグループとして、演劇シーンに新たな風を吹き込む。
あわせて、俳優演技の継承、育成、発展を目的に「黒テントアクターズワークショップ」を開校。
2012年、シアターイワト老朽化閉場に伴い、作業場を江戸川橋(新宿区)に移動。
2013年、一般社団法人劇団黒テント設立。
2014年から年に1本の本公演を基軸に、座付作家によるオリジナル作品の他、劇団員の誰もがレパートリーを企画提案、小説、詩、短歌など様々なものを題材とし、試演会を行い、小規模でありながらユニークな作品が生まれている。